小島 美智子のダイアリー一覧
悶絶依存症
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9/18 23:15
愛の実験
変な小説は今回はおやすみです(笑)
アナルを犯されてから
なぜかバナナで口を犯され
窒息したところで夢からさめました(T0T)
いいところだったのに!!
犯されたい……
犯されるっていい響きですね♪ -
9/18 20:21
屋根裏の散歩者4
どれ他の下宿人の様子はどうだろうか……
ミシミシと唸る天井裏を飛びはね
わたしはその暗闇を徘徊した。
次の光を覗いてみると
女学生の隣の部屋で書生が
壁に耳をこすりつけ
艶かしい声を聞いて鼻息を荒くしていた。
彼女達だけではない
屋根裏からは止宿人たちの私生活……
つまりは本音と建前といった
普段は他人に見せることのない秘密を
垣間見ることが出来るのだ。 -
9/17 21:11
屋根裏の散歩者3
誰の部屋だろうか……
そこには黒く艶のあるお下げの
近所で評判の下宿のマドンナだ。
もともと美しい女学生であったが
ここから見える彼女の姿、なんと魅力的であろうか。
ガタン!!!
『誰!?』
『おじゃましますよ』
『あら、管理人さん……』
危ないところだった。
だがしかし、気付かれる訳があるものか
こんなところで……
『そろそろ今月分のお家賃を
いただこうかと思いましてね』
『管理人さん、今月もまだ工面が……』
『しかたありませんねぇ……』
すると管理人は乱暴にマドンナの服を脱がせ
下着をまさぐりだしたのである、
いやいやなんとも淫乱な娘ではないか。
まさか万人がマドンナが実は
家賃の変わりに自身の肉体を差し出していたとは
一体、誰が想像できよう。
真実は奇也♪
人は見かけによらないものだ。
どれ他の下宿人の様子はどうだろうか……
ミシミシと唸る天井裏を飛びはね
わたしはその暗闇を徘徊した。 -
9/16 18:20
屋根裏の散歩者2
『はあ……』
僕の唯一にして最大の関心事が
“犯罪”であったこと、
それが僕の人生を増々と不幸にしていった。
生来、気弱な僕には到底
“犯罪”に手を染めるなんて
大それたことは出来なかったが……
ふと天井へ向かいタバコの煙を吐くと
煙が押し入れの中へ吸い込まれた。
思わず押し入れを覗き込むと
天井板が外れて、煙が屋根裏へと吸い込まれていた。
『おおおっ!!』
天井裏を覗き込むとそこには
東英館の屋根裏が一面に広がっていた。
暗闇の中に所々から漏れてくる
部屋からの細い光がとても綺麗に見えた。
『なんとも面妖だぞ
蟲にでもなった心地だ』
そしてそのうちのひとつの光に近づき
その中をそっと覗いてみた。
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9/15 23:06
屋根裏の散歩者1
『あんたまた仕事やめてきたのかい?』
そろそろあの女とは潮時だ
はたして世の輩と云うものは
何が楽しくて、このつまらない人生を
すごしているのか?
僕には生来、どんな遊びも
どんな仕事も酒も女も
面白いと思えるものがひとつもなかった!
何ひとつなかった……
《東英館》
この下宿も、もう何件目になるだろうか。
親からの仕送りで
生活に不自由することのない僕は
環境を変えることで
少しでも退屈をしのごうとしていた。
所詮、周りにいる人間共は
同じ人間ばかり
退屈極まりない生物なのだ。
殺風景な部屋を見渡せば
目に入るのはお気に入りの書物
-猟奇殺人事件-
-犯罪八景-
-狂気と殺人-
-世界の犯罪史-
タバコに火を付けた時だった
ふと思い出したのだ
唯一この僕の嗜好を
楽しませてくれた男がいたな
名前はなんと云ったか……
『君ははたして人の心に潜む
“狂気”と云う化物についてどう思いますか?』
たまさか知り合った
カフェで不躾に話しかけてきたあの男
江戸川、とか云う男だ。
『君のことさ。
なんとも狂気のかん穽にはまりそうな様相だね』
疎ましさを感じることなく
ついぞ耳を傾けてしまったのは
彼の言葉のひとつひとつに魅了されたからだ。
同僚を殺害してその死体を
竈で灰にしてしまおうとした博士の話、
小児の肉を煎じて養父の病を治そうとした男、
等等の凄惨な犯罪談義。
これらの犯罪物語はまるで
けばけばしい絵巻物の様に
底知れぬ魅力を持っていて僕の心をとらえていた。
『えっと、江戸川さん!
もっとその世界の……犯罪者達の話を
聞かせてはくれないのか?』
『郷田三郎さん……
君は正気を保たなくてはいけませんよ。
犯罪と云う怪物を相手にする時は
自らが怪物と化さぬよう気をつけなければならない。
闇を覗こうとするとき
闇もまた君を見ていると云うことを
心に留めておきたまえ。』
『はあ……』