SMクラブとは

単なる肉体の欲望を処理する場 なんて
そんな概念に収まるものではないと思っています

貴方が 心奥深くに秘めた
誰にも語ることのできない 理想 を

現実の形として具現化するための場所に
他ならないのです

この空間で解放されるのは
永い時間をかけて抑圧されてきた
貴方の真の 想い

日常では決して演じることのできない
貴方だけの脚本

その想い その世界観を 一寸の曇りもなく
完璧なまでに私は実現させたい

その純粋で強固な願いこそが
貴方がこの場に対価を払う
唯一にして絶対の理由であると
理解しています

そのように覚悟を決めた真摯な願いを持つ方の空間に
浅薄な好奇心や安易な性の消費を求める声を
聞き入れる道理は ありません

本来であればどれだけ対価を払っても
日常の生活圏では決して出逢うことの叶わない
貴方だけの理想の体現者

それが 私たち です


さあ 貴方の魂の奥底に横たわる
最も深く 最も濃い願望を

余すことなく解放なさいませ

先日 大学の友だちと未来の話をしたんです

みんな口を揃えて
優しい旦那様と可愛い子供に囲まれてたい って

ああ その幸せ 素敵

もしそうなれたら
私は人の妻として 人の母として
きちんと振る舞うのでしょう

毎日を丁寧に生きて 満たされた顔をして



それとも その満たされた顔が
貴方に唾棄されるのを渇望しているのかな

平穏 なんて
貴方の命令で断ち切りたいと叫んでいるかな



想像してしまうんです 10年後

私が誰かのものになったその時
貴方からの一通のメッセージで
全てを捨てて貴方の元へ走っていく姿

人の妻である罪悪感

それが 貴方を前にした時の
私の最高の媚薬になるのかもしれません



貴方は私の馬鹿さを嘲笑って

お前の全ては 俺のものだ って
私を支配してくれるのでしょう


勿論です 幸せです って

私はどんな顔で言えるのかな







貴方は私を
誰かのものという仮面の下で秘密裏に飼う方が
より悦を感じますか ？



人の妻で 人の親 でもあるのに
自分の欲を抑えきれず 逢瀬を重ねて

貴方好みの女に 作り変えられてしまいたい





なんて

最低ですよね






Xはこちら@kisaragi_o_o

もう止まれない

むしろ その震えさえ
愛おしく感じてしまう



限界の向こう側でしか
あなたと繋がれないような気がして

あなたの中に溶けていきたくて



痙攣しても

泣いても

涎をぐちゃぐちゃに垂らしても

海老反りになっても

白目を剥いても

失禁しても

そんなの関係なく

快感で脳を徹底的にすり潰して

脳みそが辛くて苦しくて

失神を選ぶまで 続けて ？



人それぞれ特有です が

私は 気持ちよくて 脳みそが痺れてくると

舌が出ちゃったり

ひゅっと目が裏返って 白目になってしまいます

はずかしいです

畳に額を押しつけて
土下座したまま身動きできない私の頭に

容赦なく足が乗せられる

ぐっと重みがかかるたびに
頭蓋が割れるんじゃないかと思うほどなのに

口からこぼれる

「ありがとうございます」

恥ずかしい 惨めだと分かっているのに
身体は勝手に悦びを覚えてしまう



熱い涙で頬を濡らしながらも
皮膚を裂くように振り下ろされる鞭を
待ち望んでしまう

「うれしいです」

言葉が漏れる自分が 哀れで
でもたまらなく愛おしい

「もうやめてください」

泣くのに 次の一撃を心の底で求めている

鞭が焼きつける痕が
まるで あなたのものだ と刻まれていくようで

苦しいほど嬉しい



縄で絡め取られ
胸も喉も締めつけられて息が詰まる

苦しい もう無理

奥底ではその限界が破られる瞬間を待っている

「気持ちいいです」

呼吸が乱れ 視界が滲むほどに
私の身体を満たしていく



貴方の知らない世界や
世にも奇妙な物語がある世界 が

SM だったりします


常識の外側でしか呼吸できなくなった私は
ここでしか 生きられない


Xはこちら@kisaragi_o_o

実は 私の出身地
お酒が強い都道府県ランキング一位なんです

生まれたときから
そういう血を受け継いでいるせいか

私もお酒は強い方です



私だけでしょうか

泥酔 過呼吸 失神とか
目に見える体の異常って

とってもえっち 愛おしい



大好きな人の目を見ながら

胸が苦しくて呼吸が乱れる瞬間
世界が遠くなる感覚
身体中から力が抜けていく感覚



幸せ



怖い 苦しい もう無理 って 訴えながら
苦しみと快楽がぐるぐるに混ざりあって
よくわからなくなる

人間やめて 使われ続けたい

自分の弱さを知るの

貴方に見せつけたい



このまま死んじゃったら

貴方のせいなんだって

でもそれなら

一生もう貴方のものなんだって



幸せ



死の願望なんかじゃなくて
究極の愛のかたち でしょう



私が最後に見る景色も
最後に感じる痛みも
最後に吐き出す声も

すべて貴方のものであってほしい